タイトル等
―所蔵品による小企画展
線と面がおりなす絵画の世界
会場
鹿児島市立美術館
会期
2018-02-14~2018-03-28
休催日
月曜日(祝日の場合は翌平日)
開催時間
午前9時30分~午後6時
(入館は午後5時30分まで)
観覧料
観覧料/一般300円 高大生200円 小中生150円
※所蔵品展と共通。年間パスポートでもご覧いただけます。
概要
古代ギリシャの哲学者アリストテレス(BC384~BC322)は、著書『詩学』の中で「仮に誰かが極めて美しいいろいろの絵具を使って描いたとしても、ただ絵具の流れ出るにまかせて構図もない塗り方であるならば、ものの形を輪郭正しく素描しただけの絵が惹き起こす喜びにも及びはしないであろう」(※)と、絵具における構図の大切さを述べています。
平面上に描き出された絵画には、自然の風景や想像の世界など、何らかの新しい空間が表現されますが、画家たちは一体どのようにして、これらの絵画空間を作り出しているのでしょう。
点を繋げると線になり、線を繋げると面になるように、どんなに複雑に見える絵画も、点、線、面という要素に還元することができます。その中でも、線はものの輪郭や画面の奥行を表す働きを担い、線によって囲まれた面もまた、色のかたまりとして画面の空間構成に一役買っています。
本展では、線と面がもたらす視覚的な働きに注目して、バウハウスで活躍したジョセフ・アルバース(1888~1976)の版画集『私の公式と表現思想』や、切り紙絵を原画としたアンリ・マチス(1869~1954)の版画集『ジャズ』のほか、近現代の画家たちによる油彩画を紹介し、画家たちがそれぞれの作品に込めた表現上の工夫とその効果をひもときます。線と面をヒントに、絵画の世界を探検しましょう!
※訳:今道友信
谷川渥監修『絵画の教科書』平成18年6版より孫引き。
イベント情報
ギャラリートーク(担当学芸員による作品解説)
日時:2月17日(土)、3月3日(土)、3月17日(土) 各日14:00~15:00
会場:2階企画展示室
※ご参加には、観覧券が必要です。
ホームページ
http://www.city.kagoshima.lg.jp/artmuseum/exhibition-h29shou5.html
会場住所
〒892-0853
鹿児島県鹿児島市城山町4-36
交通案内
公共交通機関で来館の場合
■ カゴシマシティビューバス「西郷銅像前」下車、徒歩1分。
■ 市電「朝日通」、バス「金生町」下車、徒歩5分。
■ 鹿児島本線 鹿児島中央駅より、車で10分。
ホームページ
https://www.city.kagoshima.lg.jp/artmuseum/
鹿児島県鹿児島市城山町4-36
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