みなさん、こんにちは。「ガリ版」という言葉を知っていますか?私は絵やデザインを学んでいましたが全く2005年まで知りませんでした。人生とは不思議なもので、急に変化は起こります。ある日、「ガリ版?!」という未知の言葉をきっかけにガリ版を通じた旅がスタートしました。ガリ版の思い出を語る人々の言葉、伝承してきた人々の活動や作品、先人の残したものとの出会いは、過去、現在、未来、時空を行き来するガリバントラベラーという視点を生み出しました。
明治時代の発明である謄写版(愛称:ガリ坂)は、シンプルな仕組みの簡易印刷器です。私は、現代のアートとしての可能性を多角的に探求することに面白さを感じています。
近年、各地でワークショップ開催の機会をいただきます。活動を思い返すと失敗がとても多いからか、私はこんな未知な道具にも関わらず、いろいろな方から学ぶ機会に恵まれてきました。ワークショップでは、なるべく凝縮して、自身にとっての最新の情報をお届けできるよう、工夫したいと思っています。暑い時期ですが、暑さ対策をして、ぜひ、お出かけくださると嬉しいです。みなさまと、会場でお会いできることを楽しみにしています。