岡本太郎は「遊び」について、「『遊び』と『お遊び』とは全然違う。『遊び』は真剣な、全人間的な、つまり命のすべてをぶつけての無償の行為だ。」と言っています。
岡本にとって「遊び」とは、自分自身の芸術活動そのものだったともいえるでしょう。岡本が命のすべてをぶつけて生み出した作品と、その作品に向き合う私たちも、真剣に遊んでみませんか。
本展では、「岡本太郎と遊ぶ」をキーワードに、岡本の作品を紹介するとともに、「字は絵だろ」と言った岡本が自由な感性で描いた「遊ぶ字」をご紹介します。
また会期中には、体のさまざまな感覚をつかって作品を鑑賞する試みを行います。展示室内に「さわって遊ぶ」「おと・リズムで遊ぶ」「ことばで遊ぶ」「仮面で遊ぶ」「においで遊ぶ」「遊ぶ字に挑戦!」といったテーマで、五感をつかって太郎作品に挑戦する体験コーナーを設置。いつでも体験することができます。