北海道の開拓の歴史は人と馬との歴史でもあります。もちろん私たちの住む十勝の開拓も馬の力なくしては
できませんでした。鹿追町で育ち、ここで亡くなった画家神田日勝も馬を愛し、馬の絵もたくさんかきました。いまは農作業も機械の力で行うようになり、馬の姿はあまり見られなくなりましたが、神田日勝記念美術館では、十勝の歴史と画家の遺した志をふり返って「ありがとう馬さんたち」の気持ちを表す馬の絵の展覧会を計画しました。
内容は、牧場でも乗馬や競馬でま「馬のいる風景」ならどんな題材でもかまいません。だいじな私たちのふるさとをひらいた先祖の苦労も心にとめながら、ふるって作品を寄せてください。 2代目神田日勝記念美術館長 高橋 揆一郎/文