モネ、ピカソ、ムンク、岸田劉生、平山郁夫など20世紀美術の巨匠たちが描いた名作は、世代をこえて世界中の人々を魅了しています。そんな巨匠たちにも子どもだった頃がありました。子ども時代、彼らはいったい、どんな絵を描いていたのでしょう?
本展覧会では、1985年に子どものための本格的な美術博物館として開館した、おかざき世界子ども美術博物館(愛知県)が所蔵する世界の有名美術家たちが10代に描いた260点ものコレクションの中から、巨匠41人の作品53点を栃木県で初めてご紹介します。10代という純粋で感受性の強い時期の作品は、どれも対象を忠実に描こうという熱意とひたむきさにあふれていて、特に同じとしごろの子どもたちには親しみやすく、芸術の世界をぐっと身近に感じていただける作品ばかりです。
巨匠たちの10代の作品を集めた世界的にも珍しいコレクションを通して、あの巨匠の才能のきざしや、成長の過程をお楽しみください。