世界のアートシーンが一望できるコレクションをめざして、そのスケールを拡大し続けているタグチ・アートコレクション。グローバルに活躍するアーティストのマスターピースが多く含まれる国内屈指の現代アートコレクションです。本展は、タグチ・アートコレクションを西日本でまとまったかたちでご紹介するはじめての機会です。コレクションの原点となったキース・ヘリングらアメリカン・ポップアートの作品をはじめ、会田誠の7mにもおよぶ《灰色の山》、6mを超える鴻池朋子の《第2章巨人》などの大作や、杉本博司、トーマス・ルフら現代写真のトップランナーの作品、そして、草間彌生、オノ・ヨーコ、ジュリアン・オピー、奈良美智、塩田千春や、名和晃平など、国内外のアーティスト33組の作品を59点選りすぐりご紹介する、現代アートのエッセンスが凝縮された企画展です。
ファン・ゴッホもルノワールも当時は「現代アート」でした。はじめて現代アートに触れる方や、「美術は好きだけれど、現代アートはよくわからない」という方にも、同時代の作品たちに直に触れて、「現代アートも意外と面白いな」と少しでも感じ取っていただける機会になれば幸いです。