タイトル等
遠藤利克展
-聖性の考古学-
火と水、生と死が織りなす力動の場へ。
会場
埼玉県立近代美術館
会期
2017-07-15~2017-08-31
休催日
月曜日 (7月17日は開館)
開催時間
10:00~17:30
(展示室への入場は 17:00まで)
観覧料
一般 1,100円 (880円)、大高生 880円 (710円)
※( )内は20名以上の団体料金 ※中学生以下と障害者手帳をご提示の方(付き添い1名を含む)は無料です。
※併せて MOMAS コレクション(1階展示室)もご覧いただけます。
主催者
埼玉県立近代美術館
協賛・協力等
助成/アサヒグループ芸術文化財団、芸術文振興基金
特別協力/加藤開発株式会社 協力/JR東日本大宮支社、FM NACK5
概要
遠藤利克(1950-)は現代の日本を代表する彫刻家です。 1960年代から70年代にかけて芸術の原理をラディカルに問い直したミニマリズムや「もの派」の洗礼を受けながらも、それらの地平を越えることを課題として、遠藤は1980年代の現代美術シーンに関わっていきました。 美術における物語性の復権を掲げた遠藤の作品では、舟や桶、柩(ひつぎ)などのモチーフが古(いにしえ)の文化や神話的な物語を喚起する一方、水や火などのプリミティヴな要素が、人間の生命の根源にあるエロス(生の衝動)とタナトス(死の衝動)を呼び覚まします。作品の圧倒的な大きさは身体感覚にダイレクトに働きかけ、畏怖と恍惚が、そして生と死が一体となった、より高次元の感覚へと観る者を導いていきます。それは遠藤にとって、芸術を通じて「聖なるもの」に近づくことなのです。
ドクメンタやヴェネツィア・ビエンナーレにも出品、北欧と英国で巡回展を行うなど、遠藤利克は国際的にも極めて評価が高い彫刻家です。本展は、25年ぶりに関東の美術館で開催される大規模な個展となります。 2010年代に制作された作品を中心に展示構成する本展では、「聖性」と「考古学」をキーワードに遠藤利克の現在と本質に迫ります。
イベント情報
スペシャルトーク
◎「アートにおける物語性について」
遠藤利克(彫刻家)×森啓輔(ヴァンジ彫刻庭園美術館学芸員)×建畠哲(当館館長)
1980年代、遠藤は物語性の復権を掲げて現代美術に介入します。現代美術と物語性の関係をアーティスト本人とともに読み解きます。
日時:2017年7月23日(日)13:30~16:30(開場13:00)/場所:講堂(2階)/定員:80名(当日先着順)/費用:無料

映画『ストーカー』上映+アーティスト・トーク
◎「『空洞』の見立てとしての『ゾーン』」
アンドレイ・タルコフスキーの名作『ストーカー』(1979年/ロシア/2時間35分)の上映後、遠藤利克氏が自らの作品や思想との共鳴についてい語ります。
日時:2017年8月20日(日)12:30~16:00(開場12:00)/場所:講堂(2階)/定員:80名(当日先着順)/費用:無料※DVDによる上映です。

担当学芸員によるギャラリー・トーク
日時:2017年7月22日(土)、8月19日(土)/各日とも15:00より30分程度/場所:2階展示室/費用:企画展観覧料が必要です。
会場住所
〒330-0061
埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1
交通案内
■ JRをご利用の場合
JR京浜東北線 北浦和駅西口より 徒歩3分 (北浦和公園内)
JR東京駅、新宿駅から北浦和駅まで、それぞれ約35分

■ バスをご利用の場合
国際興業バス、西武バスとも 北浦和駅西口前下車 徒歩3分
ホームページ
https://pref.spec.ed.jp/momas/
埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索