近藤えみ
トリルと作品タイトルにし創り続けてきた。トリルとは顫音、ビブラートのこと。水の流れのこだまの音、自然現象が創りだすさまざまな形態の波紋と陰影のこと。美しい鮮明で微妙な抽象化された形、瞬時に生まれ瞬時に消えていく、流動変化する神秘的で変幻自在な造形美。実体のない陰影や周辺の光景、それら全てがトリルの原点です。
信ヶ原良和
1988年のギャラリー白(大阪)での個展を機に、素材・技法・コンセプトが慨ね確立し「溶接による金属加工で、何処まで自分なりのファンタジーな世界が表現出来るか?」をテーマに29年が経ちました。その間の作品群の中の作品と、大型の作品をリメイクした新作の小品を展示します。私の作品の本質を感じて頂ければ幸いです。