浜田市世界こども美術館では、世界の文化や子どもたちの様子を紹介する展覧会として「オラ メキシコ」展を開催します。本展は、メキシコの”児童美術””伝統文化””現代美術”を楽しむことのできる展覧会です。
【児童美術】
絵は世界の共通語。たとえ文化や話す言葉は違っていても、描かれた作品からは、子どもたちのメッセージやエネルギーが感じられるはずです。本展では、メキシコの子どもたちの作品約100点を展示し、メキシコの児童美術の現状を紹介していきます。
【伝統文化】
作品を展示するだけでなく、民族衣装をまとったり、民芸品に触れたり、民族楽器を演奏することのできるコーナーを設置する予定です。楽しみながらメキシコ文化を体験することは、来館者にとってメキシコ文化を理解する上で重要な役割を果たすことでしょう。
【現代美術】
現在、メキシコで活躍中のアーティスト、ダビッド・コレア氏の絵画作品約20点を紹介します。一時は、ストリートチルドレンとして路上生活を送っていたこともあるコレア氏。22歳の時、絵を描くことの魅力に出会った彼は、以後、精力的に制作を続け、メキシコ国内はもとより海外でも高い評価を受けています。
会期中には、ダビッド・コレア氏を招き、作品の公開制作や子どもたちを対象としたワークショップを開催する予定です。メキシコ人アーティストと時間を共有し、共に制作に勤しむことは、子どもたちとってかけがえのない貴重な体験になるに違いありません。
メキシコの子どもたちのちから強い作品とメキシコ人アーティストとの鮮烈な出会いを通して、浜田市および近隣市町村の子どもたちに、言葉の壁を越えた交流の重要さと相互理解の大切さ、また人と出会うことの喜びを体験する機会を提供できるものと確信しています。