平成29年(2017)は、明治改元(1868)から起算して150年目にあたる節目の年。明治の年数で数えれば「明治150年」ということになります。 明治維新という日本史上まれに見る大変動は、政治、経済、外交、科学技術といった国民生活のあらゆる領域に根本的な変化をもたらしました。もちろん、文化や芸術もその例外ではありません。 今回の収蔵品展は、当館の日本洋画コレクションのなかから明治時代に描かれた作品を中心に紹介するものです。大正から昭和期の作品が数多い当館洋画コレクションではありますが、明治洋画にもまた個性的な作品が揃っています。変革期の作品が持つ独特の香りを味わっていただければと思います。