山本篤子は一貫して瞑想空間を作品として制作している美術家です
1980年代<血のシリーズ> 1990年代<Forestシリーズ> 2000年から<Justiceシリーズ>
2010年代からの<Transparencyシリーズ> それぞれの作品の核は一貫して次の作品に継続しています。今回の作品は、しっかり良く見よう!と試みたら、透明な世界に入ってしまった透明シリーズの9作目。
作品の中に入り込み、日常と違う異空間で、空想にふけって頂く作品です。
京都で1939年に作られた日本最初の合成繊維ビニロン、その水溶性布にひたすらミシン刺繍を施し、ベースの布を溶かして、残った縫い目のシルク糸がつくる縫目だらけのニードルワーク作品です。
作品は、何分にも透明なので記録写真が残せません。
会期6日間、現場でご自身の体で是非ご鑑賞ください。
あなたの体が感じる不思議な透明世界へ是非お出かけ下さい