水の中に、水に強い和紙(阿波の強制紙)をぐじゃぐじゃっと入れます。
そこに熱々トロトロに溶かした銀を流し落とし入れる。
水の温度、銀を落とし入れる距離、角度、和紙のくぼみ具合、色々な偶然が重なり出来上がる塊。
水の中に入れた和紙が銀にとってとても心地の良いクッションになります。
つるんとした丸みのある塊。
ぐしゃっとした不思議な塊。
どれも予測不可能な塊。
気に入った同じ塊を作ろうとしても出来ない。
私は、気に入る塊が出来るまで同じ作業を何度も何度も繰り返す。
そしてお気に入りの塊たちを身に付けるモノへと仕上げるのです。
一つ一つがオリジナル。