タイトル等
特別企画展
宋と遼・金・西夏のやきもの
会場
大和文華館
会期
2018-01-05~2018-02-18
休催日
毎週月曜日
(ただし、1月8日・2月12<祝>は開館し、翌1月9日・2月13日<火>が休館)
開催時間
午前10時~午後5時
入館は午後4時まで
観覧料
一般 620円 高校・大学生 410円 小学・中学生 無料
※20名以上の団体は相当料金の2割引で引率者1名無料
※「障がい者手帳」をお持ちの方とご同伴者1名2割引
概要
中国・北宋から南宋時代(北宋:960-1127年、南宋:1127-1279年)にかけては、中国全土に多くの窯が築かれ、活発に陶磁器が作られました。北方では耀州窯や定窯、磁州窯、鈞窯など、南方では龍泉窯や南宋官窯、建窯、吉州窯などが台頭し、多様な陶磁器が登場するようになります。この背景には、陶磁器を享受する層が民衆へと拡大し、需要が高まったことが挙げられます。
多様な需要に応えて装飾技法も発達し、印花や刻花、劃花など凹凸による施文技法や、唐三彩の流れを受け、色釉を駆使した技法も展開されます。それらは唐時代までの技法を受け継ぐだけでなく、技術や作風を取り入れた新しい陶磁器としても生み出されています。
また、北方に勢力を持った契丹族の遼(907-1125年)やタングート族による西夏(1038-1227年)、女真族による金(1115-1234年)においても、磁州窯や定三彩技法など中原の影響を受けながら製陶が行われ、それぞれに特色を持った陶磁器が作り出されています。これらの国々が栄えた時代は、中国陶磁史の中でも特に華やかな様相を呈する時代といえるでしょう。
本展覧会では、10世紀から13世紀における中国陶磁の展開を特別出陳作品と館蔵作品によって展示します。中原のみならず、北方で展開された遼、西夏、金の陶磁器にも注目し、当時の流行や美意識を反映した中国陶磁の多様性を追います。 (担当 瀧朝子)
イベント情報
列品解説 毎週土曜日 午後2時から(当館学芸部による)

特別講演 2月11日(日)午後2時 講堂
「遼(契丹)文化研究の過去と現在:
戦前日本人の調査・研究から近年の新発見まで」
京都大学人文科学研究所准教授 古松崇志氏

日曜美術講 1月28日(日)午後2時 講堂
「遼のやきもの-その独自性と魅力-」
当館学芸部係長 瀧朝子

文華苑講座 1月21日(日)午後2時 講堂
「私たちのくらしと生物多様性
-自然が大切なのはなんでだろう?」
森と水の源流館 木村全邦氏
会場住所
〒631-0034
奈良県奈良市学園南1-11-6
交通案内
近鉄奈良線 学園前駅下車、南出口より徒歩7分、無料駐車場あり
ホームページ
https://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/yamato/
奈良県奈良市学園南1-11-6
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索