リズム感のある画面構成と軽やかな線が印象的な銅版画家・山本容子。彼女は画廊で発表を続ける一方、話題となった『TUGUMI』や『世界の文学』全集など数多くの書籍の装画、映画や音楽イベントのポスターなどを手掛けることで広く知られるようになりました。近年は音楽ホールやホテルの壁画など、大掛かりなプロジェクトにも取り組み、ますます活動の幅を広げつつあります。
本展は、初期の銅版画はもちろん、多くの装丁本や立体作品などが一堂に並び、まるで「遊園地」のように魅力あふれる展覧会となりました。代表作品約300点による山本容子の世界をご覧下さい。