ShinPA(シンパ)とは、東京藝術大学出身の若手作家によるグループ展です。ShinPAでは、昨年より主題のある展覧会を企画しています。第2弾の企画として「時のはなし」をテーマにしました。私たちは、創作する上で無意識のうちに“時”というものに深く関わっているのかもしれません。日々の暮らしの中で一日の変化や季節の移り変わりを感じ、“あはれ”といった一瞬を捉えるなど、まさに一期一会の精神が求められます。また今を生きる存在として、太古からの繋がりやこの先の未来といった絶えず進む時の流れを考えずにはいられません。そして創造力によって、様々な“時”を切り取り表現できるのも絵画の面白いところかもしれません。今回16名の作家たちが作品を通してどのような「時のはなし」を語っているのか、想像を膨らませて作品の世界観に浸っていただけましたら幸いです。