あまらぶアートラボ では、関西を拠点に活動する美術家、小出麻代 (1983-)の個展を開催致します。小出は日常で目にした現象や、自身の記憶、体験を軸としたインスタレーションを制作しています。展示空間を丁寧に読み解き、その特性を生かした作品は、異なる時間や場所、記憶を内包する世界を出現させ、見る者の記憶に働きかけます。展示会タイトルである「うまれくるもの」は、1年間、尼崎の街をリサーチする中で目にした光景や、資料、他者の話から思い描いた、過去と未来の街の表情を丁寧に見つめることで、立ち現れる街の姿を表しています。展覧会を通して、様々な「うまれくるもの」に触れ、想像を巡らせ、新たな認識をうみだす機会となれば幸いです。