藤崎孝敏と知り合って24年。孝敏の作品を愛する多くの人たちと繋いできた。放浪する魂は本能ですらあり、断絶、再縁を繰り返してきた。
多くの作家と作品を愛しいと思うからこそ切り結んでき、そのドキュメントを「絵に生きる 絵を生きる」(風来舎)として書いた。その続編を書くとすれば藤崎孝敏もその一人には違いないけど、ギャラリー島田でやらないと決めるには相当の理由があってのことです。本展は藤崎孝敏の優れた作品としてコレクションしてきた作品と作家の豊富な資料をご覧いただきます。このコレクションを超えた作品を見せて欲しい。自負は最後の作品で証明する以外にない。それを待っている。 島田誠