しもだて美術館は、平成28年度初春の企画展として「高橋まゆみ人形展ーおかえりなさい、故郷へー」を開催の運びとなりました。高橋まゆみは、心和む表情と、懐かしさあふれる日本の原風景をテーマに作品を制作し続ける創作人形作家です。テレビコマーシャルの他、各メディアでも注目され、誰もが一度は目にしたことがあるかも知れません。受賞歴も多く、1998年ユザワヤ創作大賞部門大賞、新世紀人形展、日本工芸美術展等、大変高い評価を得ています。2003年からは「故郷からのおくりもの」実行委員会プロデュースによる全国巡回展を展開し、2010年春までに180万人を動員しました。2010年には、長野県飯山市に高橋まゆみ人形館が開館し、現在もたくさんの来館者が訪れています。
今展では、のどかな農村風景や、田んぼや野山で元気に遊ぶ子供たちなど、約100体の人形作品を情景展示にてご紹介します。日本人の心の故郷を見つめなおし、私たち自身が暮らす故郷の魅力を再発見できる展覧会です。