タイトル等
深く澄んだ世界を求めて
清宮質文と版画の魅力
会場
群馬県立館林美術館
会期
2017-01-04~2017-04-02
前期展示=1月4日(水)-2月12日(日)
後期展示=2月14日(火)-4月2日(日)
休催日
月曜日(ただし1月9日、3月20日は開館)、1月10日(火)、3月21日(火)
開催時間
午前9時30分~午後5時
(入館は午後4時30分まで)
観覧料
一般410(320)円、大高生200(160)円
※( ) 内は20名以上の団体割引料金
※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料
主催者
群馬県立館林美術館
協賛・協力等
協力:ミウラ・アーツ
概要
2017年に生誕100年を迎える木版画家・清宮質文(せいみやなおぶみ)(1917-1991)の作品は、静謐で詩的な心象世界で知られます。画家・清宮彬(ひとし)の息子として東京に生まれた清宮質文は、中学生の頃にエドヴァルト・ムンクの版画に強い感動を覚えますが、本格的に版画に向き合うまでには比較的長い時間を要しました。1942年、東京美術学校油画科を卒業後、長野や東京の美術教師、商業デザイン会社勤務を経て、1953年、グループ展をきっかけに本格的な木版画家としての道を歩むことになります。以後、春陽会展や個展を中心に作品を発表し、洗練、浄化された世界を追求し続けました。「外の限界を拡げることは不可能ですが、内面の世界を拡げることは無限に可能です」。これは清宮芸術を語る時、最も多く引用される清宮自身が書いた言葉です。自らの内なる世界を生涯旅した清宮は、切り詰めた形と深く澄んだ色彩によって、小さな木版画の中に無限に拡がる抒情の詩を謳い続けました。
当館は清宮質文の寄託作品を40点所蔵しています。本展では摺りが生み出す複雑な色調が特徴の木版画や、深い詩情の世界へと誘うガラス絵などを通して清宮の魅力に迫ります。また、清宮が影響を受けたオディロン・ルドン、ムンクなどの海外作家をはじめ、1930年代の都市風景を題材に創作版画の分野で活躍した館林出身の藤牧義夫(ふじまきよしお)、エッチングを用いて点と線描による詩情豊かな世界を求めた南桂子(みなみけいこ)、清廉な詩的精神を銅版画のなかで自在に展開する深沢幸雄(ふかざわゆきお)ら、当館と群馬県立近代美術館の所蔵作品を併せて展示し、多様な版画の魅力を紹介します。この機会に、版画作品との密やかな対話をお楽しみください。
イベント情報
●記念講演会「清宮質文 詩想の彼方へ」(申込不要、先着130名、無料)
1月8日(日)14:00-15:30
講師:住田常生氏(高崎市美術館学芸員)

●記念コンサート「清宮質文と音楽-寡黙な光」(申込不要、無料)
2月19日(日)14:00-15:00
出演:水谷晃氏(ヴァイオリン)、小川加恵氏(ピアノ)

●ワークショップ「ガラス絵-記憶の中の光」(要申込、抽選24名、参加費500円)
3月5日(日)13:30-15:30
講師:山中現氏(出品作家)

●学芸員による作品解説会 (申込不要、要観覧料)
1月15日(日) 2月16日(木) 3月25日(土) 各日とも14:00-14:40

●たてび☆キッズウォーク (小中学生対象、申込不要、無料)
1月21日(土) 2月25日(土) 3月25日(土) 各日とも13:00-16:00
*参加記念品付き

●展覧会ポスタープレゼント (申込不要、無料)
3月12日(日)13:30-15:30 *ポスターが無くなり次第終了

●たてび☆びじゅつ部「展覧会ポスターでエコバックをつくろう」(申込不要、幼児は保護者の付き添いが必要、無料)
3月12日(日)13:30-15:30

●ポンポン・ツアー (申込不要、無料)
2月5日(日) 14:00-14:30 *参加記念品付き

●たてび土曜レクチャー「版表現」(申込不要、無料)
2月18日(土)「南桂子-銅版画のひみつ」神尾玲子(当館学芸員)
2月25日(土)「型染-くりかえす」佐々木正直(当館館長)
3月4日(土)「柄澤齊 ふれあう平面」佐原しおり(当館学芸員)
3月11日(土)「ゆるゆる目線でいく!モダン版画珍道中」伊藤佳之氏(福沢一郎記念館学芸員)
各日とも14:00-15:00

●群馬県立西邑楽高等学校との連携事業「特別講義」(要申込、抽選30名、無料)
1月31日(火)13:30-15:00
講師:諏訪敦氏(画家、広島市立大学芸術学部准教授)
演題「絵画制作を語る」

●花と緑の館林づくり協議会との連携事業
「あんだんて美術館×群馬県立館林美術館 みんなで花と緑のまちを描こう!」(要申込、先着30名、無料)
3月18日(土)13:00-16:00
講師:柳澤顕氏(美術作家)

*詳細は、HPをご覧いただくか、直接お問い合わせください。
会場住所
〒374-0076
群馬県館林市日向町2003
交通案内
○ 車:
東北自動車道 館林I.C.から 約9km
北関東自動車道 太田桐生I.C.から 約15km
○ 電車:
東武伊勢崎線 多々良駅から 約1.2km (徒歩20分)
東武伊勢崎線 館林駅から 約4km (東口からタクシー10分)
○ バス:
館林駅前(東口)から 多々良巡回線バス、往路30分、復路15分。
バス停「県立館林美術館前」から すぐ、または
バス停「西高根町」から 徒歩15分。

[東京都内からのご案内]
○ 浅草駅 (東京メトロ銀座線、都営地下鉄浅草線) または 北千住駅(JR常磐線、東京メトロ日比谷線・千代田線・半蔵門線、つくばエクスプレス)から 東武スカイツリーライン・伊勢崎線をご利用ください。特急「りょうもう」の場合、浅草駅(北千住経由)~館林駅の所要時間は約60分。
○ JR宇都宮線ご利用の場合は、久喜駅で東武伊勢崎線に乗り換え。久喜駅~館林駅の所要時間は約30分です。
ホームページ
https://www.gmat.pref.gunma.jp/
会場問合せ先
0276-72-8188
群馬県館林市日向町2003
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