私たちは日々、多くの物事を選択し、判断し、行動します。その中でなんとなく腑に落ちないまま、無意識のうちに自分を言いくるめてやり過ごしてしまっている事はありませんか?人間の「頭」はあらゆる事をコントロールしたがるという特徴があり、ともすれば「心」や「身体」で感じたことにさえ干渉してしまうことがあります。
本展覧会では「頭」で作られたテーマにあわせて作品を選ぶのではなく、作品と向き合い「心に響くか」という直観に従い5人の作家を選びました。圧倒的な力で私たちの感覚を揺さぶる作品は、鑑賞する人々の記憶と結びつき、さまざまな感情を呼び起こすことでしょう。神奈川県民ホールギャラリーの5つの部屋で開かれる本展が、感覚を開き、自分で感じ、自分で考えるための場になることを願います。
*1月9日<月祝>、14日<土>各日10:30-12:30は会場内で「視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ」を開催します。
毎週水曜日の午前中は小さなお子様や障害者の方の優先日です。おしゃべりしながら鑑賞をお楽しみください。
上記についてご理解の上、あらかじめご了承いただきますようお願い申し上げます。