川口市立の小中学校にアーティストやデザイナーを派遣し、特別な授業を行う「アーティスト・イン・スクール」。2006年の開館以来、児童・生徒が講師との交流を通じて「本物」に出会い、互いの想像力・創造力・コミュニケーション力を育むことを目的として行っています。
第11回目となる今回は、辻小学校3年生がパフォーマー:尾引浩志とともに身のまわりから素敵な「音」を見つけ出し、その在りかや聴きかたを多くの人に伝える「音ガイド」になることを目指します。鳥のさえずりや友達の笑い声・・・日常を楽しくする音はいくつもあるけれど、そこにもっと知らない「音のかけら」が隠れているとしたら?目に見える世界の一歩外へ感覚を開いてみれば、無限の「音宇宙」がすぐそばに広がっていることに気付きます。
授業の成果を公開する本展では、訪れたあなたを「音宇宙」の旅へと誘う「音のしおり」と「音ガイドブック」を制作のプロセスとともに紹介します。自身の発見や驚きを誰かと分かち合うため、児童たちがつくった発想豊かなガイドをどうぞ体験してみてください。