タイトル等
未知なる空間を追い求めた北の異才
杉村英一 展
会場
萬鉄五郎記念美術館
会期
2016-10-01~2016-11-27
休催日
月曜日 ※月曜が祝日の場合その翌日
開催時間
8時30分~17時
※入館は16時30分まで
観覧料
一般/500(450)円 高校・大学生/300(250)円 小・中学生/200(150)円
※( )内は20名以上の団体料金
主催者
萬鉄五郎記念美術館
協賛・協力等
≪後援≫岩手日報社、岩手日日新聞社、盛岡タイムス社、河北新報社盛岡総局、朝日新聞盛岡総局、読売新聞盛岡支局、毎日新聞盛岡支局、産経新聞盛岡支局、日本経済新聞社盛岡支局、NHK盛岡放送局、IBC岩手放送、テレビ岩手、めんこいテレビ、岩手朝日テレビ、花巻ケーブルテレビ、エフエム岩手、ラヂオもりおか、奥州エフエム、えふえむ花巻
概要
杉村英一(1926-2004)は、一九五〇年代から個展を中心に二科展やモダンアート展に作品発表の場を求めますが、六〇年代に入ると盛岡の前衛美術グループである「集団N39」の一員として活躍し、柵山龍司、大宮政郎、村上善男らと共に、若手前衛美術家を代表するひとりとして岩手の美術シーンをリードしていきます。
六〇年代は、トタン板にハンダで凹凸を付けた平面作品やステンレスの曲面を鏡のように使い、内側に描かれた絵柄が表に浮き出るというような表現を数多く試み、中央からも評価されるようになります。七〇~八〇年代にかけては、独自の技法を駆使し線の集積で闇を表現した、繊細で張り詰めたドローイング群が美術関係者から高く評価され、一九八五(昭和六〇)年には岩手県優秀美術選奨に選ばれています。その後は、黒一色で塗られた立体の「箱シリーズ」と続き、九〇年代に入ると濃青色の平面作品「風地」シリーズと続きます。静寂のなかに神秘性を湛えた緑がかったダークブルーの空間世界は、観る者に多様なイメージを喚起し、未知の世界へいざないます。平面から立体へ、立体から平面へと、表現者として多彩な表情を見せる杉村の造形性は、いずれのシリーズにおいても多くの方々を魅了してきました。
没後、これまで省みられることの少なかった杉村英一の大規模な遺作展となる本展では、最初期から、晩年の「風地」シリーズまで、およそ一五〇点で半世紀にわたる杉村の造形性を検証します。杉村英一という岩手に根差した優れたアーティストが、本展を通じて多くの方々に驚きと感動をもたらすことを願っています。
イベント情報
≪関連事業/コンサート≫
「トリオ・ヴィオレ」(トロンボーン/吉原正教、テナーホーン/吉原美輪子、ピアノ/三神樹美)
11月12日(土) 16時~ ≪参加無料≫
ホームページ
http://www.city.hanamaki.iwate.jp/bunkasports/501/yorozutetsugoro/p007252.html
会場住所
〒028-0114
岩手県花巻市東和町土沢5-135
交通案内
列車
JR釜石線 「土沢駅」より 徒歩8分
JR東北新幹線 「新花巻駅」より タクシー10分

バス
岩手県交通 「土沢線 (花巻駅―新花巻駅―雲南桜前)」
土沢中町下車 徒歩3分

自動車
東北自動車道 「花巻インター」「花巻南インター」から それぞれ20分
釜石自動車道 「東和インター」から 2分
(美術館駐車場20台)
ホームページ
https://www.city.hanamaki.iwate.jp/bunkasports/bunka/1019887/yorozutetsugoro/1002101.html
岩手県花巻市東和町土沢5-135
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