タイトル等
コレクション名品展
月映
その静けさに 音もなくあつまる いくつかの影-
会場
須坂版画美術館・平塚運一版画美術館
会期
2016-09-29~2016-11-28
休催日
水曜日(11月23日は開館)
開催時間
午前9時~午後5時
最終入館は閉館30分前まで
観覧料
300円、中学生以下無料
20名以上の団体は2割引
主催者
一般財団法人須坂市文化振興事業団、須坂版画美術館
概要
生と死に向き合いながら木版画を刻んだ3人の若者たちの作品集。

公刊『月映』は、恩地孝四郎、田中恭吉、藤森静雄の3人による自画・自刻の木版画と詩の同人誌です。機械刷りによる200部限定で1914(大正3)年9月から1915(大正4)年11月まで計7集が洛陽堂を出版元として刊行されました。創作版画誌として先駆的なもののひとつです。
当時3人は東京美術学校の生徒でした。田中恭吉の木版画への情熱が藤森と恩地にも伝わり、3人は版画誌を出すことを計画したのです。その頃すでに田中は肺結核を患っており、1914(大正3)年4月には療養のため故郷・和歌山に戻り、死の影をみつめていました。同年9月に公刊『月映』第Ⅰ集が刊行され、翌年10月、田中は23才で亡くなり、『月映』はⅦ集で終刊となりました。
『月映』は、生と死に向き合いながら、木版画に自らの内面や感情を刻んだ3人の若者たちの才能が結実した作品集です。死におびえ、魂を削るように作品を刻む田中恭吉。彼の絶望を共にかかえることとなった恩地と藤森も、内面や感情の表現を深めてゆきます。やがて、恩地の表現は日本で最初期の抽象表現へと達しました。若者たちの研ぎ澄まされた感性は、100年余を経てなお私たちの心に、強く痛切に響いてきます。
会場住所
〒382-0087
長野県須坂市野辺1386-8 (須坂アートパーク内)
交通案内
● 上信越自動車道 須坂長野東ICから 車で5km (約8分)
● JR「長野駅」から 長野電鉄特急15分 「須坂駅」下車。 タクシーで約8分
● 長野電鉄 須坂駅から 市民バス
<仙仁線>乗車約10分 「アートパーク入口」下車 徒歩約3分
<米子線>乗車約7分 「県民グランド」下車 徒歩約10分
ホームページ
https://www.culture-suzaka.or.jp/hanga/
長野県須坂市野辺1386-8 (須坂アートパーク内)
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