2016年7月17日、建築家ル・コルビュジエ(1887~1965)の建築作品は、人類の創造的才能を現す傑作であり、20世紀の建築に多大な貢献をしたとして、ユネスコの「世界文化遺産」に登録されました。彼が手掛けた建築作品には、彼の建築思想や当時の新しい技術がもりこまれ、彼独特の造形感覚によって唯一無二の空間がつくりあげられました。これらの建築は、現代の私たちにもさまざまな示唆を与えてくれます。本展は「世界文化遺産」に登録された17の主要な建築作品をご紹介する展覧会の<第2部>です。住宅を取り上げた<第1部>につづき、<第2部>では住宅以外の作品7件を取り上げます。この機会に、ル・コルビュジエの優れた建築を見直し、その建築に込められた彼の情熱に触れることで、彼の建築に興味をもっていただければ幸いです。