例えば”忌”という文字が書いてあると、辺りが結界を張られたように厳粛な気が漂う。文字って、そういうエネルギーを持っていると思う。そこに精霊がいる感じ。文字霊が宿っている。だから、そういうものが呼び出され“山”を書くなら、その“山”の精霊に正しくエネルギーが伝わって、波動を感じて書かないとダメ。自然の万物の姿を写したところから発生した文字。自分を通して文字霊を呼び出したとき、文字は最初に生み出された頃の記憶を呼び覚ます。特に甲骨文字は起源に近い姿であるため、感応も鋭くなる。文字にのめり込み、吸い込まれ、原点の記憶を思い出させ、文字霊を呼び出す。