埼玉県朝霞市にある丸沼芸術の森は、実業家須崎勝茂により、若いアーティストの支援を目的として1985年に設立されました。陶芸を趣味としていた須崎が陶芸作家たちと交流する中で、制作や作品発表の場を確保することに難渋している若い作家たちの存在を知ったことが契機でした。
須崎は丸沼芸術の森の敷地内に制作の場となるアトリエ、展示室などを設置する他、作家たちの参考となる資料としてベン・シャーン、アンドリュー・ワイエスの作品群をはじめとする国内外の近現代美術作品を収集してきました。
現在、丸沼芸術の森では彫刻・陶芸・版画・絵画など多くの分野の作家たちが制作活動を行っています。本展は丸沼芸術の森で制作活動を行う11名と卒業した3名の作品を紹介するものです。