近代美術の名品として、ドガ「マネとマネ夫人像」、モネ「睡蓮、柳の反影」、ルノワール「麦わら帽子を被った女」など、この他、小出楢重「卓上蔬菜など静物画を特集します。
またコンテンポラリー・アートの特集として1950~60年代に関西の芦屋を中心に活動し、日本の前衛美術の歴史に大きな足跡を残した作家グループ「具体美術協会」の作品を特集展示します。それまでの美術のあり方を根本から問い直し、絵画空間に身体性を持ち込んだ彼らの画期的な活動は、今なおわたしたちにさまざまな問題を投げかけてくれています。
東洋コーナーでは、企画展示室「大唐壁画の世界」での唐代の墳墓壁画の模写作品の展示にあわせて、本コーナーでは漢代の墳墓文化に特徴的な画像石の拓本を紹介。漢代と唐代の墳墓絵画を比較しながら、中国美術の魅力をお楽しみください。
この他、郷土コーナーでは、今年没後10年にあたる北九州を代表する画家・平野遼(1927-92)の作品の変遷をたどります。