東北の風土が生んだ不世出の版画家棟方志功(1903-1975)。本展は、棟方の生誕100年を記念して開催するもので、棟方が終生師と仰いだ柳宗悦蒐集による当館の棟方作品の代表作約200点で構成。当館には倭画(肉筆画)・書などの作品が多数あるが、本展は昭和10年から30年代にかけての棟方が最も充実した時期の板画作品を中心に、棟方芸術の魅力に迫るものです。棟方が世にでるきっかけになった「大和し美し」や、世界の棟方として認められることになった作品「女人観世音板画巻」や「二菩薩釈迦十大弟子」などの初摺りの作品群がきっと皆様を棟方藝術のとりこにさせることでしょう。