長新太(ちょう・しんた)は、1949年に漫画家としてデビューし。2005年に亡くなるまで、漫画家、イラストレーター、エッセイスト、絵本画家として八面六臂の活躍をしました。日本の絵本界に「ナンセンス」の分野を切り拓き、とりわけ、子ども向けの仕事は高く評価されました。その独自の表現は、現在も世代を超えて多くの人々に愛されています。
本展では、絵本や子どもの本の原画のほか、大人向けに発表された漫画やイラストレーション、資料などを紹介し、長新太の特異な発想の源泉を探ります。「イマジネーション」、「センスとナンセンス」の2部構成で、10のテーマから約250点を展示し、迷宮のように広がる奇想天外な長新太の脳内にご案内します。