この展覧会には、普通とはちょっと違う「おばけ」がたくさん登場します。その「おばけ」とは“気持ちを感じるおばけ”に例えられた8人と1組の学生が手がけた作品たちのことです。そんな作品を集めたのは、“人の気持ちがカタチになって現れる”というおばけの持つ側面と、“自分の気持ちをカタチに表す”という作品制作のプロセスとが、どこか似ているのではないかと考えたからです。また、この展覧会では作品を図鑑のように分類し、読み解きを楽しみながら作品鑑賞をしていきます。そうすることで、展覧会を訪れた人々に、自分自身の中にある言葉にできなかった気持ちをカタチとして捉えるという新たな視点を提供します。