日本ガラス工芸協会は、ガラスと人々との結びつきを深め、文化の発展向上に寄与することを目的に、ガラスによる創作にかかわる人々によって創設された日本で初めての団体です。
1972年の協会創設以来3年毎に開催される「日本のガラス展」は、同協会事業の柱となる展覧会であり、毎回会員による個性豊かな新作が出品されます。その質の高い内容は、国内及び海外においても高く評価されています。13回目の開催となる本展ではサブタイトルを「挑戦する現代ガラス」とし、表現においても技法においても日々進化し、挑戦し続ける現代ガラスの最先端をご紹介します。また、16年ぶりに一般公募部門を復活させ、意欲ある作家の出品を募り、35名の作品が入選しました。
巡回先である当館では、会員81名と公募入選者35名を合わせた116名の最新作を前期・後期に分けて展示します。また同時に当館所蔵のエミール・ガレ2点、新収蔵の藤田喬平8点を含むガラス作品を特別公開します。多くの方に現代ガラスの魅力に触れていただき、ガラスの表現の可能性を感じていただける機会となれば幸いです。