スペイン・カタルーニャ地方のフィゲラスに生まれたサルバドール・ダリ(1904-89)は、シュルレアリスムのみならず、20世紀美術を代表する芸術家として、広く知られています。
今日でもなお、世界中で高い人気を誇るダリの芸術の全貌を振り返る大回顧展が、ダリの作品の最大のコレクションを誇り、また今日におけるダリ研究の中心でもあるダリ財団、ダリ美術館、そしてレイナ・ソフィア美術館の3機関との共同プロジェクトによって、開催可能となりました。日本での個展は2006年以来約10年ぶりの開催となります。油彩作品のほか、ドローイング、オブジェ、ジュエリー、書籍、彫刻など、様々なジャンルにまたがる多彩な作品群でダリの魅力に迫ります。