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: 会場住所、交通案内、ホームページ、問合せ先等の情報は、展覧会チラシを元に作成しており、当該展覧会開催時の内容となっております。最新の情報とは異なる場合がありますので、ご注意ください。
2020年3月以降の展覧会情報については変更(延期、中止等)となっている場合が多くなっていますので、特にご注意ください。
タイトル等
GRAVITAS
Tim Hemington ・ Erwin Legl ・ Keizo Tawa
会場
ヒノギャラリー
会期
2016-06-20~2016-07-16
概要
ヒノギャラリーでは6月20日(月)より、ティム・ヘミングトン、アーウィン・リーグル、多和圭三、国内外3作家によるグループ展《GRAVITAS》を開催いたします。
"Gravitas"(グラビタス)とは、ラテン語に由来する言葉で、英語では 'high seriousness' や 'a very serious quality or manner' などと定義されています。日本語では「厳粛さ」「威厳」「重々しさ」や「生真面目さ」といった意味で訳され、また、ラテン語本来の意味である 'gravity' 「重力」 から 'weight' や 'heaviness' といった「重さ」を表す言葉として用いられることもあります。
今回取り上げる3名は、それぞれ異なる国籍、文化的背景、表現方法を持つアーティストですが、制作に対する姿勢や作品の捉え方には共通する点が多く、そのひとつであり最大の接点として、素材に主体をおいた制作スタイルが挙げられます。扱う素材の特性を熟知し、それらと根気よく対話を重ねる、その真摯な態度は彼らの作品からも瞭然と見て取れます。
創作は常に素材とのやりとりにゆだねられるため、結果として残ったものがすなわち彼らの作品ということになります。それは意図してうみだされるものではなく、素材との対話の中で見つけだされるもので、そのプロセスは時に作家に困難を強いりますが、また同時に至上の悦楽を与えるものでもあります。そのことは作品に残された軌跡(素材と作家のダイアローグ)から鑑賞者である私たちもまた確認することができ、同時にそれは、作家がいかにそこに至るまでの過程や行為に重きを置いていたのかを示唆するものでもあります。彼らの表現は一見自由なように見えますが、実はある意味とても人為的で、いわば前意識的コントロールのもと、操られたカオスによって導きだされているような、そんな印象を受けます。これは不覊奔放な創作では起こり得ず、作り手に技術的な土台、しっかりとした基礎があり、加えてこれまでに育んできた素材との関係があるからこそ、発揮される力のように感じます。
今回ティム・ヘミングトンの作品は弊廊では初の展示となります。アーウィン・リーグルの作品は新作を一点と弊廊コレクションよりブロンズ作品を、多和圭三作品は東京での未発表作を含む小品数点を展示いたします。奇抜さや派手さはないものの、彼らの作品には重厚で安定した存在感があり、空間を静謐で心地よいものへと変容させる力があります。是非その空間で、今度は皆様が作品との対話をお楽しみいただければと思います。
ホームページ
http://www.hinogallery.com/2016/1242/
会場住所
〒104-0042
東京都中央区入船2-4-3マスダビル1F
交通案内
●JR線・地下鉄日比谷線「八丁堀」A2番出口より徒歩5分
●地下鉄有楽町線「新富町」7番出口より徒歩5分
ホームページ
http://www.hinogallery.com/
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