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: 会場住所、交通案内、ホームページ、問合せ先等の情報は、展覧会チラシを元に作成しており、当該展覧会開催時の内容となっております。最新の情報とは異なる場合がありますので、ご注意ください。
2020年3月以降の展覧会情報については変更(延期、中止等)となっている場合が多くなっていますので、特にご注意ください。
タイトル等
ミュージアム コレクションⅠ
アーティスト・コロニー・セタガヤ
「白と黒の会」、「砧人会 (ちんじんかい)」、「自由が丘文化人会」
会場
世田谷美術館
2階展示室
会期
2016-04-09~2016-07-10
休催日
毎週月曜日 (ただし、祝・休日の場合は開館、翌平日休館)
開催時間
午前10時~午後6時
最終入場は午後5時30分まで
観覧料
一般 200円(160円)、大高生 150円(120円)、65歳以上/中小生 100円(80円)
*( )内は20名以上の団体料金
*障害者の方は100円(80円)、ただし小・中・高・大学生の障害者は無料。介助者(当該障害者1名につき1名)は無料。
*小・中学生は土、日、祝・休日は無料。
*同時開催の企画展チケットで本展をご覧いただけます。
概要
アーティスト・コロニー(Artist's Colony)という言葉はあまり聞き慣れないかもしれませんが、たとえばフランソワ・ミレーらが集ったフランスの郊外のバルビゾンやバーナード・リーチが窯を開いたイギリスのセント・アイヴスなどは、代表的なアーティスト・コロニーといえるでしょう。
日本へと目を転じてみると、世田谷もまたアーティスト・コロニーと呼べるような画家、彫刻家、文学者などが集って住まう地域がいくつか見られます。関東大震災以後、復興とともに東京郊外に鉄道が延び、宅地開発が進んでいったことに、その一因があります。
小田急線の<経堂駅>から東急世田谷線の<宮の坂駅>界隈には、昭和初期から新進の画家、彫刻家、文学者が多く集まり、生き生きとした創作を展開してきました。1941年、彼らは小田急線沿線にアトリエを持つ仲間を巻き込んで、ユニークな親睦団体「白と黒の会」を作ります。彫刻家・本郷新と画家・内田巌が中心となり、佐藤忠良、舟越保武、柳原義達らの彫刻家、松本弘二、難波田龍起、中谷泰、須田寿らの洋画家、小川千甕、福田豊四郎らの日本画家、そして文学者の青野季吉、写真家の藤本四八、美術雑誌編集者の藤本韶三なども加わります。たびたびスケッチ旅行や展覧会を開き、1987年には世田谷美術館の呼びかけで「白と黒の会」展を開催、同窓会のように仲間たちが一堂に会し旧交を温めました。
小田急線<成城学園前駅>周辺の成城・砧界隈には「砧人会」という名称のゆるやかな親睦会がありました。画家の伊原宇三郎や奥村博史(夫人は平塚らいてう)らが中心となり、石川滋彦、飯島一次、文学者の柳田國男、武者小路実篤、野村胡堂のほか、P・C・L(東宝スタジオの前身)の社長・植村泰二も加わって、講演会やレコード鑑賞会、映画鑑賞会を開催します。これらは1932年から1939年まで月例で開かれ、戦争が激しくなるまで活動は続きました。
東急東横線と大井町線が交差する<自由が丘駅>は、目黒区ですが、隣接する世田谷区奥沢の商業地域などを含めて、広くこの一帯は「自由が丘」と呼ばれています。ここで終戦直後の1947年に始まったのが「自由が丘文化人会」です。「自由が丘」の名付け親でもある舞踊家・石井漠、文学者の石川達三や石坂洋次郎、駅前で写真館「藤原写真場」を営む藤原正、写真評論家・金丸重嶺、彫刻家・澤田政廣、画家の宮本三郎や福田豊四郎らが集い、親睦を深めました。駅前広場の女神像(澤田政廣制作、台座の揮毫 (きごう)「蒼穹(あをぞら)」は石井漠)はそのシンボルともいえます。
このほかにも世田谷区内には多くの会が存在しますが、本展ではこの3つの代表的なグループ(コロニー)に焦点をあて、そこに集うアーティストたちの交友を作品や資料でご紹介します。
ホームページ
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/collection.html
会場住所
〒157-0075
東京都世田谷区砧公園1-2
交通案内
● 東急田園都市線「用賀」駅下車、北口から徒歩17分、または美術館行バス「美術館」下車徒歩3分
● 小田急線「成城学園前」駅下車、南口から渋谷駅行バス「砧町」下車徒歩10分
● 小田急線「千歳船橋」駅から田園調布駅行バス「美術館入口」下車徒歩5分
● 美術館専用駐車場(60台、無料):東名高速道路高架下、厚木方面側道400m先。美術館まで徒歩5分
ホームページ
https://www.setagayaartmuseum.or.jp/
会場問合せ先
03-5777-8600(ハローダイヤル)
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