「芸術の都」として日本近代洋画家たちの憧れの地であったパリ。
中でも荻須高徳(1901-1986)は、50年以上にわたりパリに滞在し、街並みを描き続けました。また、荻須と同様、小野竹喬(1889-1979)や小磯良平(1903-1988)など、渡仏した日本人の画家たちの多くは、憧憬の地であるパリを様々な想いで描きました。今回の展覧会では、没後30年にあたる荻須高徳の作品を中心に、藤田嗣治、梅原龍三郎、佐伯祐三、里見勝蔵、小磯良平、長谷川潔、棟方志功など主要な日本近代芸術家たちの眼にパリがどう写ったのかを、四半世紀にわたり同テーマで収集された個人の秘蔵コレクション約70点と共催3館の所蔵品により紹介します。ぜひご覧ください。