この度アートコートギャラリーでは、17名の作家によるグループ展を開催します。
Stepping into Fresh Snow
「新雪に足を踏み入れる」その光景を思い浮かべるだけで、新鮮でスリリングな高揚感を覚えます。作家は作品によって新雪に明瞭な足跡をつけるかのように、毅然とした挑戦の精神で出展作品を制作します。
彼らの一部をご紹介します。
岡本高幸:「身体をモチーフとした新しいイメージの獲得」をテーマに、膨大な電磁波が飛び交う我々の生活空間において、通常は意識されることのない電磁波の振る舞いを、モーターの振動と高輝度LEDの発光により、全身で体験できるスーツ型の作品を制作します。
共同プロジェクト:三谷友彦 (京都大学 生存圏研究所 准教授)、井上高志 (井上兄弟社)
乃村拓郎:「日本における彫刻のあり方とは」という問いを始点に、「見立て」や「工芸」という「彫刻ではないもの」に着目、これらの空間へのアプローチ法や触覚性といった要素を「彫刻」との連続性をもって捉え直すことで、彫刻造形の可能性を考察します。
山宮隆:「目に見えないものを見えるようにする」をテーマに、電子部品を使わずに木材を用いて「カラクリ計算機」を制作します。計算がコンピューターではなく、カラクリという魅惑的な形で表現されます。
このように彼らの多様な展開が本展の見どころとなります。ぜひご期待下さい。