今年、開館15周年を迎えた城西国際大学水田美術館は、浮世絵関連の企画、千葉県ゆかりの美術の紹介、学部・学生との連携を3つの柱として、展覧会の開催、作品研究・収集をおこなってきました。このたびの展覧会では、少しずつ内容が充実してきた城西国際大学(JIU)コレクションを2期にわけて紹介します。
Ⅰでは、房総風景やゆかりの人物を描いた浮世絵から、大正期以降の浮世絵の復興と近代化を目指した新版画、自画自刻自摺による創作版画まで、多彩な木版画をご覧いただきます。
Ⅱでは、詩人・吉増剛造の写真作品、銅版画家・柳澤紀子の《水邊の庭》シリーズ、洋画家・福島誠の初期作品、スウェーデンのエヴァ・ヴァリエの紙による織物作品、絵本作家・森洋子の詩集挿絵原画を展示します。
この機会に、初公開を含むJIUコレクションの新たな一面をお楽しみください。