俳優・タレントとしての活躍に加え、近年では「画家」としての評価も高い片岡鶴太郎さん。
その素朴な絵と書、心に響く温かい言葉は、多くの人々を魅了し、純粋な気持ちが観る人に感動を与え続けています。最近では絵画だけではなく、陶器、漆器、ろうけつ染め、生け花、着物デザインなどにも才能を発揮し、鶴太郎さんのアート活動はますます幅広いものになっています。
昨年6月に、鶴太郎さんはフランス・パリで初の個展を開催しました。この展覧会では、これまでの創作活動の成果を、パリの個展という形で世に問い、アーティストとしてさらなる飛躍を目指す一大イベントでした。さらに、東映50周年記念の映画『千年の恋 ひかる源氏物語』に絵師として出演、映画の題字やイメージ画も手掛けました。
この展覧会は、パリ展への出品作品を中心に、絵画、書、陶器、染め物など、芸術家「片岡鶴太郎」の作品120点あまりを展観、ご紹介するものです。