サラ・ムーンは10代の頃からモデルとして活躍し、その後1970年頃から写真家として活動をスタートさせました。
「私を突き動かすのは、いつも予期しないこと」というサラ・ムーンは、その直感力と綿密な方法論によって、独自の世界を創りあげています。彼女の詩的で幻想的な作品は、しだいに儚く、消え去るものへと移り変わっていきます。それは、怖れ、老い、そして死といった存在の闇へとつながっていくのです。
今回の展覧会はサラ・ムーンの集大成といえる写真集「Sarah Moon 12345」日本語版の出版記念展でもあります。
近年、高い評価を受け、アメリカやヨーロッパをはじめ世界中で注目されている写真家サラ・ムーンの世界を、何必館コレクションの中から約80点の作品を厳選し展覧いたします。
また、会期中にはサラ・ムーンが来日しサイン会も開催いたします。この機会に是非ご高覧ください。