タイトル等
「コレクション展 2017-春」
群像―交錯する声
会場
和歌山県立近代美術館
一階展示室
会期
2017-01-27~2017-05-07
休催日
月曜日[三月二〇日(月・祝)は開館し、翌三月二一(火)休館]
開催時間
午前九時三〇分~午後五時
(入館は午後四時三〇分まで)
観覧料
一般三四〇(二七〇)円、大学生二三〇(一八〇)円
「コレクション展 二〇一七-春」と共通
*( )内は二〇名以上の団体料金
*高校生以下、六五歳以上、障害者、県内に在学中の外国人留学生は無料
*毎月第四土曜日[一月二八日、二月二五日、三月二五日、四月二二日]は「紀陽文化財団の日」として大学生無料
主催者
和歌山県立近代美術館
概要
人間社会に生きる私たちは、他者との多様な関係性の中で暮らしています。家庭、学校、会社など、特定のコミュニティに属すこともあれば、不特定多数が行き交う街中などに身を置くこともあるでしょう。そこでは群像劇ともいうべき様々な人間ドラマが日々展開されています。
日本では、明治33(1900)年にフランスの心理学者ギュスターヴ・ル・ボンの著書『群衆心理』が紹介されてから、個人とは異なる群衆特有の心理状態に注目が集まります。また、明治期から大正期にかけて、多数の人々を複雑な構図に収めた写実的な西洋絵画が美術雑誌や美術学校における講義等で取り上げられるにつれ、群像の構図や表現についても深く研究されるようになりました。
何人もの人々をひとつの画面に収め、高い構成力が問われる群像表現では、各人物の配置、表情や動きなどの描写に、それぞれの個性や互いの関係性を見ることができます。注意深く見れば、描かれた一人一人の心の声が聞こえてきそうです。画中にひしめく彼らの声は、人生の喜怒哀楽をうたい上げ、社会の中で人が生きることについて、深く考えさせてくれるでしょう。
ここでは、石垣栄太郎《街》(1925年)や高井貞二《エミグラントの街》(1940年)のように街中の喧噪と当時の社会状況を描写した作品、野長瀬晩花《夕日に帰る漁夫 下絵》(1920年)や川口軌外《夏の海》(1940年)など、複数の人体を組み合わせて構図を研究した作品のほか、村井正誠《ならぶ人々》(1975年)や宇佐美圭司《山々は難破した船に似て No.2》(2001年)など、人々の姿を抽象化した作品も展示します。これらを通じて、時代とともに変化する人間のあり方をご覧いただきます。
イベント情報
フロアレクチャー(担当学芸員よる展示解説)
【日時】1月28日(土)、2月19日(日)、3月20日(月・祝)、4月16日(日)、5月6日(土)
いずれも午後2時より、展示室にて(※申込不要、要観覧券)

こども美術館部(小学生向け鑑賞会)
【日時】4月22日(土)
午後2時より、展示室にて(※当日開始時間までに要受付)
ホームページ
http://www.momaw.jp/exhibit/2017-.php
会場住所
〒640-8137
和歌山県和歌山市吹上1-4-14 (和歌山城となり)
交通案内
[バスでお越しの方]
JR和歌山駅または南海電鉄和歌山市駅から約10分
和歌浦口方面行き「県庁前」下車、徒歩2分
※関西国際空港からリムジンバスでJR和歌山駅まで約40分

[タクシーでお越しの方]
JR和歌山駅から約15分
南海和歌山市駅から約10分

[お車でお越しの方]
阪和自動車道和歌山インターチェンジより和歌山城方面へ約15分
ホームページ
https://www.momaw.jp/
和歌山県和歌山市吹上1-4-14 (和歌山城となり)
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