木彫による立体作品 昔から、山海にある伝説・・・大イワナの退治話、イシナギの月見、 集団で猿にこそばされると笑い死にするなどという話、 そんな事は実際に無いかもしれない、しかし話が伝わってあると いうことはどういうことなのか。 釣りに山深く分け入ると、ふと背筋に寒気が走る瞬間がある。 それは、そんな話を聞いているからなのか、いや実際に何か恐ろしく感じる。 何かは分からないが、それは人が、イデンシ的に持っている、自然への畏敬なのかもしれない。 釣り師は、幽玄の谷で熊と出会った 日常と非日常の境界を膚で味わった その境界線を私は逃がさない 私は釣り師になる