タイトル等
原田直次郎
西洋画は益々奨励すべし
日本近代洋画の礎を築いた画家、
およそ一〇〇年ぶりの回顧展。
会場
岡山県立美術館
会期
2016-05-27~2016-07-10
休催日
月曜日
開催時間
9時~17時
※5月27日(金)は10時―19時、6月24日(金)は19時まで開館。入館は閉館の30分前まで。
観覧料
一般 1,000(800)円 65歳以上 700(560)円* 大学生 500(400)円*
( )内は20名以上の団体料金
*学生証または年齢が確認できる証明書をご提示ください。
※高校生以下の方、またキャンパスメンバ―ズ制度加盟校の学生は無料です。本観覧券で「岡山の美術」展もご覧いただけます。
主催者
岡山県立美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
協賛・協力等
<協賛> ライオン、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜
<後援> 大阪ドイツ文化センター、笠岡市教育委員会、岡山県郷土文化財団、公益社団法人岡山県観光連盟、公益社団法人岡山県文化連盟 <協力> 日本航空、日本通運 <助成> 公益財団法人ポーラ美術振興財団、芸術文化振興基金
概要
原田は素と淡きこと水の如き人なり。
余平生甚だこれを愛す。―森鷗外「独逸日記」より

岡山鴨方藩出身の兵学者・原田一道の次男として幕末の江戸に生まれた原田直次郎(1863-1899)は、滞欧経験のある先進的な父のもと、幼少期から西洋文化に対して開かれた環境に育ち、やがて洋画の道を志すようになります。日本で高橋由一に師事したのち、1884(明治17)年にドイツのミュンヘンに渡り、美術アカデミーで西洋絵画を本格的に学びました。また同地では、のちの文豪・森鷗外と出会い、終生にわたる友情を育むことになります。
1887(明治20)年、西洋絵画のアカデミックな理念と高い技術を身につけて原田は帰国しますが、彼を待っていたのは当時の日本に渦巻いていた洋画排斥の潮流でした。そのような状況下でも原田は「西洋画は益々奨励すべし」と謳 (うた) い、第3回内国勧業博覧会に大作《騎龍観音》を出品するなど精力的に作品発表を行いながら、画塾「鍾美館 (しょうびかん)」を開いて後進の育成にも励みました。しかし、やがて病に罹 (かか) り、1899(明治32)年12月26日に36歳の若さで亡くなってしまいます。
1909(明治42)年11月28日、原田の畏友・森鷗外の尽力によって一日限定の遺作展が東京美術学校で開催されました。その遺作展以来およそ100年ぶりの回顧展となるこの展覧会では、原田の作品に加え、師や弟子、そして親交のあった画家たちの作品を交えた180点を超える作品と関連資料によって、西洋画の普及に奮闘した原田直次郎の36年の生涯と画業を紹介します。
イベント情報
いずれも参加無料・申し込み不要

記念シンポジウム
原田直次郎の画業をめぐって
<日時> 6月4日(土) 13時30分―16時
<会場> 2階ホール 定員210名 (当日先着順)
<主催> 岡山県立美術館、明治美術学会
<パネリスト> 児島 薫 (実践女子大学教授) 鐸木道剛 (東北学院大学教授) 鍵岡正謹 (当館顧問)
※プログラム等、詳細は当館ホームページをご覧ください。

美術館講座
ミュンヘン時代の原田直次郎の美術活動をめぐって
<日時> 6月11日(土) 14時―15時30分
<会場> 地下1階講義室 定員70名 (当日先着順)
<講師> 橋村直樹 (当館学芸員)

美術の夕べ [要観覧券]
担当学芸員によるフロアレクチャー
<日時> 5月27日(金) 18時―19時
<会場> 地下1階展示室
<講師> 橋村直樹 (当館学芸員)

フロアレクチャー [要観覧券]
<日時> 5月28日(土)、6月18日(土) 各日14時―15時
<会場> 地下1階展示室
<講師> 橋村直樹 (当館学芸員)
ホームページ
http://www.pref.okayama.jp/seikatsu/kenbi/exh-haradanao.html
会場住所
〒700-0814
岡山県岡山市北区天神町8-48
交通案内
・JR岡山駅から 徒歩15分

・路面電車 / 岡山駅前電停 1番乗り場
東山行「城下」下車 徒歩3分

・岡電バス / 岡山駅バスターミナル 1番乗り場
藤原団地行「天神町」下車すぐ

・宇野バス / 岡山駅バスターミナル 11番乗り場
四御神(しのごぜ) / 瀬戸駅 / 片上方面行 「表町入口」下車 徒歩3分

・循環バスめぐりん / 岡山駅前(ドレミの街前)バス停 10番乗り場
県庁・京橋線(Cルート) 「表町入口」下車 徒歩3分
ホームページ
https://okayama-kenbi.info
岡山県岡山市北区天神町8-48
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