生命 (いのち) はぐるぐるまわっている
“行動展示*”の先駆けとして注目を集める旭川動物園(北海道旭川市)で、飼育員を25年間勤めた異色の経歴を持つ絵本画家・あべ弘士。1998年からは、日本を飛び出し、野生動物を取材するため、アフリカや北極など、世界各国を旅しています。動物と深く関わるなかで、動物本来の姿に接し、いのちの営みを見続けてきた経験が、彼の絵本には生かされています。
本展では、動物園で出会った動物や、大自然のなかに生きる野生動物などをテーマに、ユーモアあふれる描写で、いのちのリアリティを映し出すあべ弘士の世界を紹介します。
*行動展示…動物の特有の“行動”や“生活”を見せる展示