夢二のふるさとで「こころ」を伝え続けて、50年
当館では2012年より「こども学芸員」活動を行ってきました。こども達が1年間竹久夢二(1884~1934)について学び、最終的に自身で選んだ作品の解説をまとめ、毎年開催されるこの松田基コレクション展の中で作品と共に展示するものです。本年、こども学芸員活動が5周年を迎えたことを記念して、過去のこども学芸員が選んだ作品と解説をすべて展示します。あわせて今期のこども学芸員がおすすめの夢二作品を選び、計画した夢二名品展をご覧いただきます。
同時開催として、夢二郷土美術館の創設者であり初代館長をつとめた松田 基のコレクションより、松田が愛用していた備前焼をご覧いただきます。内外の芸術に広く関心を持った松田ですが、岡山にゆかりのある芸術については特に集中して蒐集を行いました。130点を超える備前焼のコレクションから初公開作品を含む名品を展観します。
夢二の「里がえり」を願って1966年に創設され、今年12月20日で50周年を迎える当館が、郷土の芸術を次代につなぐものとして企画する展示です。