昨年の一年間は赤、青、黄、紫、白黒、とテーマを「色彩」に区切り展示を続けてきました。
今回の展示のテーマは「多色多様なカラフル」としましてこの「色彩」と向き合ってきた昨年の展示のシリーズの一つの終わりとしたいと思っています。
東洋らしく西洋らしく、都会的で自然的で、純粋に姑息で、母性的にいやらしく。理性的で優等生な牧歌も、知的で爽やかな猥雑さも。定まる事のない美醜も。
そして何よりもわたしに天国も地獄も、天使や悪魔に逢わせてくれたこの色たちに感謝しています。
皆さんも「何か」を見られたら幸せだね。と苦しみや歓びを絵とゆっくり話しながら描きました。
感情論は頭が痛くなりますが、わたしにはその時間こそが大切な宝物です。
わたしの絵が皆さんにとって共感や共鳴なんてものだけではなく皆さんが皆さん自身とお話するきっかけにしてくださったら描き手としては幸せの最上級でございます。
60個の色と1つの絵に是非逢いにきてあげてくださいませ。
今後も画風の無い事を画風に、色んな世界の絵に逢いに行きたいと未熟に強気に思っております。
大好きなアナタに逢えるのを愉しみに色と絵とお待ちしています。
藤川沙来