この度、多摩美術大学美術館において「変化する様式 変わらない人間へのまなざし」(小林裕児 1967-2015)と題する展覧会を開催することになりました。
私が造りだしたものをあらためてふり返ってみますとほとんど全ての作品が人に対する興味と感心から発想され、表題的な構想の下に制作されています。
油彩、テンペラ、ドローイング、立体と一見、自由気ままに様々なスタイルで制作してきたようにも思いますが、常に人間の「生」に対する葛藤のドラマを描いてきました。今展では大学入学前の若描きの作品から最近作まで大作を中心に展示いたします。
この機会にどうぞ小林裕児の全貌をお楽しみいただければ幸いです。
小林裕児