昨年開催された札幌国際芸術祭2014で大きな注目を浴びたドローイングマシン《SEMI-SENSELESS DRAWING MODULES》が、茅ヶ崎にやって来ます!
毎年、夏に開催される「夏の福袋」展。今年は、「自分⇔他者」をテーマに、新進気鋭のアーティスト2人による展覧会を開催します。《SEMI-SENSELESS DRAWING MODULES》は、その日の気温や湿度、周囲を行き交う人の多さや、騒音量といった周辺環境の変化をもとに作動します。札幌国際芸術祭では72日間をかけ、青(シアン:C)・赤(マゼンタ:M)・黄(イエロー:Y)の3色のボールペンだけでグラデーションの美しいドローイングを描きあげました。
今回、茅ヶ崎では地域の小学生・高校生を美術館に招き、札幌でマシンが描いた絵を共同で模写する公開ワークショップを実施。さらに、この公開ワークショップで制作される作品をもとに、今度は本展のために改良されたマシンが子どもたちの描いた絵の模写に挑戦! 会期中マシンが実際に稼働し、新しい模倣絵画を描きあげます。線の色と色が重なり合って、どんな色や形の絵が出来上がるのか、日々少しずつ変化していく新しい作品にご注目ください。
また、身近な家電や電池式の動くおもちゃを組み合わせてつくるドローイングマシンも展示予定です。「美術館に行くのは初めて」というお子さんも、普段あまり、美術に馴染みがない方も、ぜひ、この機会に茅ヶ崎市美術館にお越しください。