日本人の自然観や文化に深くかかわる富士山は、「信仰の対象と芸術の源泉」として平成25年に世界文化遺産に登録されました。芸術の分野では、既に平安時代から名所絵に見られ、礼拝図や障壁画、浮世絵など、現在に至るまで画題として多くの作品に描かれています。
平松画伯は、日本人としてのアイデンティティを求めて様々な国を訪問する旅の中で出合ったモネの作品に触発され、ジャポニスム(外国人の眼)を通じて日本の様式美を再認識したといいます。近年は、日本の美の象徴としての富士をモチーフに装飾的な作品を生み出しています。
新春にふさわしく華やかに彩られた平松礼二の富士山をご覧ください。