尼崎市で新たにスタートする「あまらぶアートラボ A-Lab」のオープニング展覧会として、「まちの中の時間」をテーマに、現代アートの分野で活躍する、ヤマガミユキヒロ、小出麻代、田中健作の若手作家3人によるプロジェクト型のグループ展を開催します。
本展覧会は、プロジェクトのキックオフイベントとして位置付けています。今回は各作家がこれまでに制作した作品を中心に展示を構成。それぞれの作家の表現スタイルやテーマへの取り組みなどを伝えるとともに、現代アートに親しんでもらうことを目的に実施します。絵画と映像を組み合わせたキャンパス・プロジェクションという独自の手法で制作しているヤマガミ、様々な空間でインスタレーションを展開している小出、写真を中心に映像、立体など幅広い作品を制作している田中。本展覧会後、数ヶ月~1年にわたって、3作家が地域の中でフィールドワークやリサーチなどを行い、来年度以降にそれぞれ「まちの中の時間」を意識した新作を制作し、個展で発表する計画です。
平成28年に市制100周年を迎える尼崎。今回のプロジェクトを通じ、まちに流れる時間を改めて見つめ、まちの風景やコミュニティ、地域が持っている記憶など、3人の作家と一緒に新たなまちの魅力を見つけていきたいと考えています。