タイトル等
浜口陽三展
赤と黒・色彩の引力
会場
ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
会期
2016-02-07~2016-05-08
休催日
月曜日(ただし3月21日(祝)、5月2日は除く)、3月22日(火)、
2月23日(火) <臨時休館>
開催時間
11時~17時
(土日祝 10時~17時 最終入館 16時半)
《ナイトミュージアム/ 会期中第一・三金曜* 20時まで開館/最終入館19時半》
*第一・三金曜…2月19日、3月4日、3月18日、4月1日、4月15日、5月6日の六日間
※3月27日(日)は体験教室のため、一階会場が鑑賞しにくくなります。
観覧料
大人 六〇〇円 / 大学生・高校生 四〇〇円 / 中学生以下 無料
概要
浜口陽三(1909-2000)は20世紀を代表する銅版画家の一人です。戦後、本格的に銅版画に取り組み、独学でメゾチント技法を探求していきます。そして、フランス語ではマニエル・ノワールと呼ばれ「黒の技法」を意味するこの技法に豊かな色彩を取り入れた、唯一無二の作家です。
「14のさくらんぼ」(1966年)は、暗い背景に浮かぶ鮮やかな赤い色が印象的です。浜口陽三が生み出すその色は、ある時はさくらんぼ、またある時はすいかやざくろ、さらに、てんとう虫や蝶、毛糸、太陽へと自在に姿を変え、輝きを放ちます。赤は情熱的で、エネルギーやいのちを感じさせる色。蝶が花の蜜にさそわれるように、私たちはその赤い色に本能的に惹きつけられてしまいます。
鮮やかな赤とは対照的に画面の大半を覆う背景の黒。作品を見る目が慣れてくると背景は単調な黒一色ではなく、濃淡があり、赤や青、緑などの色彩が含まれていることに気がつきます。黒は赤を引き立たせると同時に、赤やその他の色によって支えられています。色と色は引力のような力で影響し合い、お互いを輝かせているのです。
本展覧会では赤と黒が印象的な「14のさくらんぼ」や「西瓜」をはじめ、色彩の魅力を味わえる作品、約60点を展示いたします。複雑に重なり合いニュアンスをもった色彩を、ゆっくりと目でご堪能ください。見るほどに違った味わいが見つかることでしょう。
イベント情報
event1 ワークショップ「色を遊ぶ 手織の飾り布」
浜口陽三作品の構図や配色をもとに、0号サイズの木枠を使って飾り布を織りあげるワークショップです。木枠が額縁となり、そのままご自宅で飾ることができます。織の経験がない方でも参加できるやさしい内容です。
講師─織工房URIZUN 下地 康子 (染織作家)
日時─3/7 (月)
【午前の回】10:30~13:00 【午後の回】14:30~17:00
定員─各回10名
持ち物─はさみ、筆記用具
参加費─3000円 (入館料・材料費込)
※小学校高学年から参加可能。(要大人同伴)
※お申込み後、開催直前でのキャンセルはご遠慮ください。
※飾り布のデザインは変更となる場合があります
申込の際、木枠の形を正方形と長方形からお選びください。

event2 銅版画・モノクロームメゾチント体験教室
1回の実習で製版から刷りまで行い、ポストカードサイズの作品を完成させます。初めての方でも無理なく参加いただける、初心者向けの教室です。
講師─江本 創 (アーティスト)
日時─【A】 3/27 (日) 【B】 3/28 (月)
時間はいずれも14:00~17:00 (内容同じ)
参加費─入館料+1800円 (材料費込)
定員─各回12名
持ち物─下絵(サイズ12×7.5 cm)、汚れてもよい服装またはエプロン
※申込は初めての方優先となります。
※お申込み後、開催直前でのキャンセルはご遠慮ください。

event1・2 申込方法
─1月21日(木) 12:00より電話にて受付開始 (先着順)

special 自分だけの色を見つける、ぬりえワークショップ
浜口陽三が開拓した「カラーメゾチント」の色彩効果を疑似体験することができるコーナー。赤・青・黄・黒の色鉛筆で、ハガキサイズの小さな下絵にぬりえをします。たった4色でも、組合せ次第で表現は無限大。色が響き合う瞬間を感じてください。
日時─開館中いつでも (最終受付 16:30)
参加費─100円
※参加者が多い場合お待ちいただくことがあります。
ホームページ
http://www.yamasa.com/musee/exhibitions/20160207-0508/
会場住所
〒103-0014
東京都中央区日本橋蛎殻町1-35-7
交通案内
地下鉄

◎半蔵門線水天宮前駅 3番出口 徒歩1分
地下鉄半蔵門線の水天宮前駅の3番出口から地上に出たら、うどん屋さんと、細い道路を隔てて左斜め向かいに、1階ガラス張りのギャラリー風の建物を探してください。
入口上方に青色と黒色の旗(バナー)が見えます。

◎日比谷線人形町駅 A2出口 徒歩8分
◎浅草線人形町駅 A5出口 徒歩10分
人形町通りを半蔵門線水天宮前駅方向へ、FedEx Kinko's Japan (フェデックス キンコーズ・ジャパン) を通り過ぎ、さらに200mほどまっすぐ行きます。首都高速高架のすぐ手前右側の厚木クリニックの角を右に曲がると2軒目の建物が美術館です。1階ガラス張り、入口上方の青色と黒色の旗(バナー)が目印です。

※日本橋三越前から歩くと20分以上かかります。最寄駅の水天宮前のご利用をおすすめします。


バス

中央区コミュニティバス(江戸バス) 北循環ルート
「蛎殻町一丁目水天宮前駅 <22番>」下車 徒歩3分
運行時間 20分間隔
料金 100円(未就学児無料)

主要駅からご利用の場合の所要時間
・東京駅から「東京駅八重洲北口(八重洲地下街北入口)<6番>」より約30分
・三越前駅から「本石町一丁目(日本橋三越前)<8番>」より約27分




首都高速 浜町出口から600m、約3分
首都高速 清洲橋出口から450m、約3分

東京シティエアターミナル駐車場入口前
※美術館には駐車場がありません。向かいのコインパーキングをお使いください。
ホームページ
https://www.yamasa.com/musee/
東京都中央区日本橋蛎殻町1-35-7
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